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2015.12.14
2015年

ペットもインフルエンザにかかるの?

こんにちは、明治通り病院 チーフ動物看護師の柳です

皆さまインフルエンザの予防接種は受けられましたか?
私はこれからです・・・実は、自身が注射や採血を受けるのはとっても苦手です💦

さて、前回は「ペットも風邪を引くのか?」というお話をしましたが、
今回は「インフルエンザはペットにも感染るのか?」について
解説したいと思います

結論から言うと、ご安心下さい
“犬や猫に感染することはありません!”
しかし、実は感染してしまうペットがいるのです。
それはフェレットです

そもそも、インフルエンザとは・・・
インフルエンザウイルスによって起こるウイルス性呼吸器感染症です。
世界中で、全年齢の人にみられる頻度の高い病気で、
子供とお年寄りの方で重症化しやすいとされています。
毎年冬季に流行がみられ、学級閉鎖や高齢者施設における施設内流行を起こし、
報道されるケースも少なくありません。

幾つかの型がありますが、臨床的に問題になるのは、A型の2亜型(Aソ連型とA香港型)とB型です。
インフルエンザウイルスは人の鼻咽頭で増殖し、飛沫感染で他の人へ伝播していきます。

実はフェレットもこのインフルエンザウイルスに感受性を持ち、人と同じように感染します。
また、人からフェレット・フェレットから人への伝染が成立することもわかっています。
フェレットが感染すると、咳・鼻汁・発熱・食欲不振など人が感染した場合と同様の症状が現れます。
フェレットに対応した抗ウイルス薬は開発されていないため、
脱水に対する点滴など対症療法が主になります。
やはり、免疫力の低い若齢・高齢のフェレットでは重篤化しやすいと言われています。

フェレットに対するワクチンは残念ながら、現段階ではありません・・・
ですから、冬場は室温だけでなく、加湿を心がけ乾燥を避けることや、
飼い主自身が予防接種を受け感染しないように予防することが重要です。
もしご家族でインフルエンザにかかってしまった方がいらっしゃいましたら
・治癒するまで接触をしない
・お部屋を隔離する
といった管理が必要になります。

フェレットの飼い主の皆さま、可愛い我が子を守るためにも、
ご自身の健康管理からしっかりと心がけて下さいね

2015.12.14
2015年