戻る

教えてドクター/教えてドクター

予防・健康管理に関するご質問

  • Q.室内犬でもフィラリアの予防はしないといけないのですか?

    犬のフィラリア症は予防の普及により、昔に比較すると少なくなってきてはおり、都市部の動物病院においてはあまり見かけない疾患になってきました。しかし、近年では猫など他の動物にも感染することがわかっており、室内飼育の犬でも、蚊に刺される危険性があれば油断はできません。蚊は吸血対象の動物の呼気を500m先から感知して飛んでくると言われています。屋外での散歩やベランダに出ることがあれば、感染の可能性は高くなります。命に関わる病気ですが、月に1回の投薬で簡単に予防できますので、継続しての予防をお勧めいたします。

  • Q.猫にもフィラリアが感染すると聞きましたが、本当でしょうか?

    本当です。2010年の研究報告では、猫の10頭に1頭が感染しているという全国的なデータも発表されています。猫のフィラリア症で見られる症状は以下のようなものです。【咳・呼吸困難・食欲不振・体重減少・運動不耐性(疲れやすい)・嘔吐・失明・けいれん・突然死】
    このように、他の病気と区別しにくい特徴があります。犬と異なり、体も臓器も小さい猫では肺など、心臓以外に寄生したフィラリアが問題となることが一般的です。フィラリアは蚊に刺されることで感染します。命に関わる病気ですが、月に1回お薬を滴下することで簡単に予防できますので、継続しての予防をお勧めいたします。

  • Q.日本には狂犬病がないのに、予防注射をしないといけないのはなぜですか?

    狂犬病予防法にて、生後90日以上の犬の飼育者には、所在地を管轄する市町村長に登録の届け出を・また年1回の狂犬病予防接種が義務付けられています。確かに現在、日本国内では狂犬病の発生はありません。しかし、日本の周辺国を含む世界のほとんどでは依然として発生が認められており、常に侵入の危険に晒されている状況といえます。万が一の侵入に備え、その時あなたの愛犬を守るために確実に予防注射を行いましょう。

  • Q.狂犬病の予防注射と、混合ワクチンを一緒にできますか?

    免疫反応や副作用の観点から、同時接種はできません。どちらの予防注射を先に行ったかで、次の予防接種が打てるようになるまでの期間が異なります。
    ●狂犬病予防注射は1週間以上
    ●混合ワクチンは4週間以上
    上記期間を空けてから次の予防注射を接種します。どちらの予防注射を先に打つべきか迷われる場合は、獣医師までお尋ね下さい。

  • Q.室内飼育の犬・猫でもノミ・マダニの予防をしないといけないのですか?

    ノミの大多数は飼育環境である畳・絨毯・カーペット・ベッド・家具の下などに生息しています。ノミは吸血によるかゆみのほか、唾液に反応してアレルギーを起こす皮膚炎、媒介する瓜実条虫の感染、飼い主であるヒトへの被害拡散といった害があります。室内飼育の場合でも、継続した予防をお勧めします。
    犬や猫などの動物に寄生するダニはいくつか種類がいますが、主に問題となるのが茂みや草むら・芝生などに生息しているマダニです。吸血前は胡麻粒大の小さな虫ですが、動物の皮膚に噛みつき、数日かけて吸血を続け小豆粒大にまで大きくなります。多数のダニがつくと貧血症状を起こすことがあるほか、バベシア症やライム病といった死亡率の高い感染症にかかる場合があります。また、近年ではSFTS(重症熱性血小板減少症候群)をヒトに媒介することで知られるようになりました。芝生や草むらを含むお散歩ルートに出かける犬・また屋外へ行く習慣のある猫では継続した予防をお勧めします。

  • Q.ペットの健康診断について教えてください

    一般診察(身体検査・触診・聴診)のほか、血液検査、尿検査、便検査を合わせた総合健診を行うのが一般的です。高齢のペットにはレントゲン検査、超音波検査といった画像診断も合わせて行うことをお勧めします。当院では、健康管理システム「ベッツケアプラン」をご用意しています。お得な費用で健康診断を受けられる他、診療費の割引や無料診察などの特典が1年間ご利用いただけます。お勧めする健康診断の項目は年齢・これまでの治療履歴・品種などによっても異なりますので、ご来院時にスタッフまでお尋ね下さい。

  • Q.マイクロチップについて教えてください

    マイクロチップとは、直径2mm・長さ12mm程度の円筒形で、外側に生体適合ガラスを使用した電子標識器具です。個別に15桁の数字が記録されており、この番号を専用のリーダー(読み取り機)で読み取ることができます。専用の注射器によって体内に埋め込みます。少し太い針を使用しますが、痛みはワクチンなど普通の注射と同じくらいだと言われています。首輪や迷子札のように外れて落ちたりする心配がなく、半永久的に利用できる身元証明になります。例えば迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって離ればなれになってしまっても、番号をリーダーで読み取りデータベースの情報と照合することで自宅に戻って来られる確率が高くなります。このような観点から「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」では、動物の所有者にマイクロチップの装着等で所有明治を行うべき旨が定められています。また、犬や猫を海外に連れていく場合や海外から持ち込む場合には装着の必要が、一部指定された特定動物(危険動物・特定外来生物)を飼う場合には装着の義務があります。

  • Q.ペットが食べてはいけないものについて教えてください

    ※あくまで犬と猫が食べてはいけないものの一例です。以下のようなものが代表例です。
    【中毒を起こす食材】チョコレート・ココア・コーヒー・紅茶、玉ねぎやニンニクなどネギのユリ科植物、香辛料となる植物・ハーブ類、ぶどう
    【消化不良を起こす食材】牛乳、豚や鶏の生肉、生卵、生の魚介類
    【鋭利になるなど物理的に危険なもの】鶏や魚の骨、焼き鳥などの串・つまようじ
    【樹木類や観葉植物】スイセンやチューリップ、ポトス、ツツジ類・アセビ
    【その他】不凍液の類、除草剤や害虫獣の駆除剤など

  • Q.動物も風邪をひいたり、インフルエンザにうつったりしますか?

    人の風邪が動物にうつることはありません。似たような疾患として、犬ではケンネルコフと呼ばれる呼吸器感染症が、猫でも通称猫風邪と呼ばれる鼻気管炎があります。どちらもウイルス性の疾患で人に感染することはなく、定期的なワクチン接種で予防することができます。
    同様にインフルエンザも犬や猫に感染することはありませんが、ペットの中でフェレットだけはこのインフルエンザウイルスに感受性を持ち、人と同じように感染することがわかっており、咳・鼻汁・発熱・食欲不振など人が感染した場合と同様の症状が現れます。フェレットに対応した抗ウイルス薬やワクチンは開発されていないため、脱水に対する点滴など対症療法が主になります。冬場は室温だけでなく、加湿を心がけ乾燥を避けることや、飼い主自身が予防接種を受け感染しないように予防することが重要です。もしご家族でインフルエンザにかかってしまった方がいらっしゃいましたら治癒するまで接触をしない・お部屋を隔離するといった管理が必要になります。